自慢は鍛え上げられた上腕二頭筋。この腕は、いったい何人の女性を美しくするだろうか。
2007年11月。7周年を迎えるアルティファータに、また新たな旋風が巻き起こる。
実はもとB系北堀祐樹。
若気の至りか2pacにあこがれB-BOYに。
この表参道の地でも、“洗練されたB-BOY”という信念のもと、断固としてその風貌を貫き通す決意でアルティファータを志望した。
その風貌とは、サラっさらの黒髪ロングヘアーにゴールドの煌びやかなペンダントヘッドがジャラリ。やけにさわやかな笑顔には、鼻ピアスと自己主張のための金歯が光っていた。ピタピタのトップスに、必要以上にダボついたパンツがいかにもB系、というセルフポートレート数枚が、履歴書と一緒に同封され、CHIKAのもとに届いた。
その姿からは連想できないほど恭しく丁寧に、原稿用紙にしたためられた志望動機にはこんな一節が。「仕事から何を学び、どれだけ社会貢献できるかが重要と信じています。私は美容師を誇りに思い本気で愛しています。どうかこの熱い情熱を受け止めて下さい。」
入社の第1条件は「金歯を治すこと」になった。
北堀は、表参道でのB‐BOYへの風当たりが強いことを痛感。“洗練されたB-BOY”の道を断念。
外見も含め除々に表参道の美容師らしく変化を遂げる。
そしてそれは自己鍛錬へも向けられていった。
プロテイン補給源となる極太魚肉ソーセージ1本と毎日の筋トレ、カット練習は名物になるほど絶対に欠かすことのない日課。
そんな北堀の今の印象をCHIKAに尋ねると、「ともかくいいやつ。信頼を裏切らない。」と。北堀は信義に厚い男なのだ。
美容の面での北堀は、技術に関しても慎重で堅実。後輩から遅れをとろうが、納得いくまでカット練習は止めない。
「お客様の望むことをどこまでも汲み取り、絶対に納得のいくヘアスタイルに仕上げること。」それがスタイリストとしてしてのこだわりと語る北堀。
彼の磨き、鍛え上げられた腕は、きっと心から満足のいくスタイルに仕上げてくれるだろう。