今年5月に公開される予定の映画
『Sex and the City: The Movie』。
ニューヨークを舞台に30代の女性たちの赤裸々な毎日を描き、社会現象とも言われる人気を博したドラマの続編であり、日本でも公開を心待ちにしている人が多いだろう。
ストーリーもさることながら、視聴者を虜にしたのが、サラ・ジェシカ・パーカーらキャストたちのファッションだ。
柄×柄、ビビットカラー×ビビットカラー、古着×超高級ブランドなど、斬新でありながら魅力的で、見るたびにワクワクさせられるようなコーディネートの数々。
マノロ・ブラニクの靴やネームチェーンなどの流行も生み出したカリスマスタイリスト、パトリシア・フィールドならではの世界である。
彼女のプロとしての経歴は長い。大学でファッションではなく哲学を学び、卒業後にファッションストアに勤務。70年代後半には自らのショップ「パトリシア・フィールド」をオープンさせ、ニューヨーク・モードの発信地として話題を集めるようになる。その後、ショップを経営する傍ら『マイアミ・ラプソディー』『スピン・シティ』『プラダを着た悪魔』など映画のスタイリングやDKNYなどのブランドのアドバイザーを務め、今や世界トップクラスのスタイリストとして知られるまでとなった。

パトリシア自身は、鮮やかな赤毛と明るい笑顔が印象的な、60代とは思えないほどのエネルギッシュな女性。
トップスタイリストでありながら、いつでも自然体でまったく気取るところがない人柄が、多くのセレブリティやデザイナーに愛されている。
仕事に対してはプロ意識が強く、特に映画やドラマのスタイリングではトレンドを生み出そうとしているのではなく、作品を成功させる手助けをしているに過ぎないということ、自分の好き嫌いではなく、その役柄や俳優に似合うものをセレクトしていることなどを語っている。
しかし、それでも彼女のスタイリングが自然と鮮やかな個性を放ち、燦然と輝くのは、彼女が常に「新しいもの、素敵なこと」を求めているから。ただそのことに尽きる純粋な気持ちが溢れんばかりに高まったとき、人々を魅了するファッションが生まれるのだ。
最近ではヴィダルサスーンとのコラボレートで安室奈美恵をスタイリングしたCMも好評と、日本でも活躍。
魅力的なもの、美しいものを求め続ける彼女のビューティスタな生き方が独自のファッションとなり、トレンドを生み出すとともに世界の女性たちを幸福な気持ちにさせている。