ヘアカラーはシャンプーやカットと同じように、紀元前3500年頃古代エジプトで始まったといわれている説が強力です。
当時は毛髪の色を変えるというのは、美のためではなく、宗教または、魔よけの一部だったのです。
伝説などによると、回教の開祖マホメットはヘナで自分のアゴヒゲを染めていたそうです。ちなみにヘナとは、和名でツマクレナイノキといって、世界各国で広く自生している植物で、殺菌効果や毛穴をきれいにする効果などもあるようです。
また、歴史をさかのぼると、最も金髪を欲していたのは、古代ローマの貴婦人だといわれています。ローマ帝国建設途上において北欧の捕虜たちの金髪を見て羨ましく思い、彼女たちは黒い毛をブロンドに変えようと涙ぐましい努力をしたことが書物に残されています。
現在も酸化染毛剤で広く使用されているパラフェニレンジアミンがドイツのAWホフマンによって発見されたのは1863年、これがヘアカラーとして応用されたのは1883年といわれています。
日本でヘアカラーが始まったのは1180年頃。戦いに行くのに自分を少しでも強く若く見せるために白髪を黒くしたとされています。使われたのは、ざくろの皮や、クワの根を煎じたり、煮詰めたりしたものだったそうです。
その後、染毛剤として本格的に発売されたのは1905年。初の白髪染めの発売でした。それ以来、日本では、染毛剤といえば、白髪染めを意味していて、暗褐色の毛髪が原因し、求められるのは白髪を隠すものだったようです。そしてファッションとして、ヘアカラーが行われはじめたのは、1965年頃で、ブリーチ剤・カラーリンス・カラースプレー・ヘアマニキュア等の開発も徐々に始まりました。
1970年には自分で染める自宅用ヘアカラー剤が流行、1985年ヘアマニキュア(酸性カラー)が流行、しかしその後は、カラーチェンジができないことや、カラーバリエの少なさ、低アルカリカラー(中性カラー)の登場により下火になり、現在では、低アルカリカラー(中性カラー)が中心となっています。
1990年以降は現在と同様、カラーリングは一般的となり、2008年現在、地方では約35%、青山界隈では、約40%~45%、アルティファータでは約50%のお客様が行うメニューのひとつとなりました。
カラーリング業界では、各メーカーがしのぎを削って香り、傷み、色味など、よりお客様に優しいものを発表し続けています。また、テクニックにおいても、小顔に見せたい、髪を柔らかく見せたいなど幅広いお客様のオーダーに応えるべく、日々研究を進めているのです。